ポルシェの歴史
ドイツを代表する自動車メーカーの一つで、1948年に自動車の販売を開始しました。
スポーツカーの「Porsche 356/2 Coupe」を発表しています。
ポルシェを設立したフェリー・ポルシェの父親フェルナンド・ポルシェはフォルクスワーゲンのタイプ1を設計した人物です。
1963年にポルシェの代名詞911が発表されました。911の由来は開発時のタイプナンバーをそのまま正式なモデル名に採用します。
デビュー当初から一貫してRR方式を基本としており、現在では珍しい方式のスポーツカーとなっています。
1990年代前半は好調だった売り上げに陰りが見えます。アメリカに進出するも販売不振により業績不振に陥ります。
満を持して発表したポルシェ968がヒットせず、さらにピンチに陥りました。
しかし、1996年に販売したボクスターが大ヒットし業績を取り戻します。
2002年にはフォルクスワーゲンと共同開発したポルシェ初のSUVカイエンを発表。今までは2人乗りか小さな後部座席を備えるスポーツカーを専門にしていました。
限られた市場からの脱却を目指し発表されたモデルで、ポルシェの思惑通りヒットします。
2005年にフォルクスワーゲンの株式の43%を取得し、傘下に収める勢いでしたが、2008年のリーマンショックにより資金繰りが悪くなります。
一方、業績が好調だったフォルクスワーゲンに取り込まれ、20120年には全株式を取得され、完全子会社となりました。
日本でのポルシェ
日本では1952年に販売を開始し、1970年代のスーパーカーブームにより、日本にも広く認知されるようになりました。
価格が1,000万円以上するモデルがほとんどでしたが、1990年代には価格を下げたモデルも販売します。
その結果、多くの人がポルシェに乗るようになりました。また、中古車なら500万円以下で購入することも可能です。
日本は他の国より高めに設定されている?
日本とアメリカで比較した場合、アメリカのほうが安い傾向にあるようです。
日本だと約2,800万円する「911ターボSカブリオレ」がアメリカなら約2,380万円と約400万円以上の価格差があります。
これはドイツとアメリカの交通ルールが同じ左ハンドルで、日本は右ハンドルのためだと考えられます。