車購入後の後悔の1つに車幅が思った以上に広く運転しづらいといった声があります。
これはサイズが大きめの輸入車や、国産車でも近年のモデルは大きくなっていることが一つの要因です。
ポルシェの場合、パナメーラやカイエンは、共に車幅は1,940mmほどあります。
ポルシェ911の車幅もモデルによって異なりますが、現行だと1808mmとなっています。
乗っているとそこまで大きさを感じませんが、外から見ると、その大きさは一目瞭然です。
駐車場が問題
道路に関してはすれ違いに困るような道を避ければ問題ないでしょう。ポルシェ自体も運転しやすいため問題ありません。
ただ、駐車場については、かなり厳しくなります。
立体駐車場では断られ、機械式の駐車場だと車幅が狭すぎて止められず、駐車可能な場所を探すのに時間がかかってしまうのは問題です。
外出先の駐車場に停められないとなると、行きたいところに行けなくなるということはポルシェ乗りあるあるです。
郊外や比較的田舎であれば、大丈夫かもしれませんが、都会の方はその辺は考慮しないといけないでしょう。
日本では車幅1,800mm以下が最適
使い勝手を考えると日本では1,800mm以下が最適になります。それは以下のような理由からです。
駐車場の大きさ
国土交通省は、駐車場1マスの基準を以下のように定めています。
(幅×奥行)
軽自動車:2m×3.6m
小型自動車:2.3m×5m
普通自動車:2.5m×6m
そのため、日本の駐車場では普通自動車を基準に2.5~2.8m程度の幅で設計されているケースが多いようです。
駐車場の幅が2.6mの場合、車幅1,800㎜の車を中央に停めた場合、両端に残るスペースは40cm程度。大人であれば調整して開け閉めできるレベルです。
小さなお子さんが入る場合、かなり厳しいでしょう。
ポルシェの最新モデルの車幅について
最新モデルの車幅は以下のようになっています。
ポルシェ911:1,850~1,900mm
ポルシェ マカン:1,922~1,927mm
ポルシェ カイエン クーペ:1,983mm
ポルシェ タイカン:1,965~1,967㎜
ポルシェ パナメーラ:1,935~1,967㎜
ポルシェ 718ケイマン:1,800~1,825mm
ポルシェ 718ボクスター:1,800~1,801mm
1,800mmを超えるモデルがほとんどですが、ギリギリ1,800㎜のモデルもあります。
車幅だけが車を選ぶ基準になるわけではありませんが、日本の道路事情も考慮したほうが後々、運用しやすくなるでしょう。